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オゥ、よく聞け。今回は不動産屋での物件契約の場から始まる話だ。
カタギの担当者がヘラヘラしたツラで尋ねてきやがる。
「ご夫婦……ってわけじゃあ、ないんですよね?」
佐伯って野郎と、小森ってオンナだ。
二人揃ってツラ色ひとつ変えずに、ピシャリと答えやがった。
小森「違います」
佐伯「違います」だとな。
小森「家賃をキッチリ半分に割りたいだけです」
佐伯「……合理的に、な」
この野郎と同僚の小森のオンナ、同じ屋根の下にシケ込んで、家賃と生活費を折半して浮かそうって算段だ。
ガチガチに堅物の小森ってオンナとなら、面倒なトラブルもなくキッチリ部屋を分け合える……野郎はそう踏んでたらしい。
大丈夫だ、野郎のほうが会社に入った時から、その小森にミョーに惚れ込んでたらしいが、変な間違い(ヤバいこと)は起きねぇ。
……はずだったんだがな。
ハッ、「本当に間違いが起きなくて……いいのか?」ってハナシよ。
色恋沙汰は不器用でヘッタクソなクセに、いざシケ込めばSEXの相性はドンピシャっていう、イカれた同居生活の始まりだ。
『家賃を半分にしただけ』。キッチリ68ページ詰まった極上のブツだぜ。ヤツらの行く末、しっかり見届けな。






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