マッチングアプリの年代別の使い方|20代〜50代の違いと共通点

※本記事は国の調査結果の整理と一般的な考え方であり、出会いの結果や安全を保証するものではない。数字は国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査」(2026年9月11日公表の結果概要)と、警察庁・国民生活センターの公表資料で確認した。年代別のアプリ利用率は、確認できる公的資料が見つからなかったため、書いていない。最終確認日:2026年10月。

正直に答えろ。20代のやり方を、そのまま40代が真似して、同じ結果になると思うか。

国立社会保障・人口問題研究所の「第17回出生動向基本調査」(2025年6月実施、2026年9月11日に結果概要を公表)によると、結婚して5年未満の初婚の夫婦のうち、SNSやウェブサイト、アプリ等で知り合った夫婦は20.2%。前回(2021年調査)の11.0%から、ほぼ倍になった。職場の20.9%、友人・兄弟姉妹を通じての20.2%と並ぶ、三大経路のひとつだ。

ところが、「何歳の人が、どのくらいアプリを使っているのか」という年代別の利用率は、確認できる公的資料が、今回は見つからなかった。だから、この記事では、分からないことを、分からないと書く。その代わりに、公的調査で年代別に確認できる事実と、年代ごとに変わる注意点を、分けて整理する。

知らないと損をするのは、2つだ。ひとつは、年代で違う「出会いの状況」を無視して、周りと比べて焦ること。もうひとつは、年代で違う「狙われ方」を知らずに、金を取られることだ。

この記事で分かることは次の6つだ。

  1. アプリで出会った夫婦は、いまどのくらいの割合か
  2. 20代・30代・40代・50代以降で、公的データから言えること
  3. 年代別に、分からないこと
  4. 年代別に、狙われやすい被害のパターン
  5. 目的別(恋活・婚活・友達づくり・様子見)の選び方チャート
  6. 年代別の、今日やること

この記事の要点

  • 結婚5年未満の初婚夫婦の20.2%が、ネット(SNS・アプリ等)で知り合っている(2025年調査)
  • 恋人・婚約者のいる割合のピークは25〜29歳(男性23.9%、女性32.8%)
  • 25歳以上の独身理由は「適当な相手にまだめぐり会わない」が最多
  • ロマンス詐欺の被害者は、40代〜60代が多数。男性は50代が最多
  • 年代より先に決めるのは、自分の目的だ

結婚した夫婦の5組に1組は、ネットで知り合っている

先に答えを言う。出会いの経路は、この数年で動いている。

第17回出生動向基本調査の結果概要では、結婚5年未満の初婚どうしの夫婦が、知り合ったきっかけの構成を示している。「職場や仕事で」が20.9%、「友人・兄弟姉妹を通じて」が20.2%で、どちらも前回から減った。一方、SNS、ウェブサイト、アプリ等でのやりとりを含む「ネット(インターネット)で」は、11.0%から20.2%へ倍増し、「学校で」の14.0%を上回った。調査は、オンラインツールが使われる結婚相談所の利用も増えているとまとめている。

知り合ったきっかけ第17回(2025年)メモ
職場や仕事で20.9%前回から減少
友人・兄弟姉妹を通じて20.2%前回から減少
ネット(SNS・ウェブサイト・アプリ等)で20.2%前回(2021年)は11.0%
学校で14.0%「ネット」が上回った

同じ調査の別の図表では、結婚年次別に、恋愛結婚、見合い結婚(見合いと結婚相談所の合計)、ネットを通じた結婚の3分類で構成が示されている。恋愛結婚は2015〜19年の83.6%から2020〜24年の71.4%へ減り、ネットを通じた結婚は6.9%から18.6%へ急増した。見合い結婚は8.9%でほぼ横ばいだ。図表ごとに集計の区分が違うため、数字は一致しない。それぞれ、図表の定義の通りに見てくれ。

もうひとつ、年代に関わる事実がある。ネットを通じた結婚は、平均の知り合い年齢と、平均の初婚年齢が、前回調査より上がっている。平均の交際期間は、前回より短くなった。恋愛結婚と見合い結婚の知り合い年齢が若年化している動きとは、逆の方向だ。

20代|恋人のいる割合は、25〜29歳がピークだ

問いから行く。20代は、どんな状況なのか。

結果概要によると、18〜34歳の未婚者で、恋人または婚約者がいる割合は、男性が19.6%、女性が27.8%。年齢別で最も高いのが25〜29歳で、男性23.9%、女性32.8%だった。結婚したいが「独身でいる理由」では、18〜24歳で「結婚するにはまだ若すぎる」「仕事(学業)にうちこみたい」「結婚する必要性をまだ感じない」が上位に挙がる。「今は趣味や娯楽を楽しみたい」は、男女ともに微増した。

ここから先は、兄貴の見立てだ。公的データは、アプリの利用目的までは教えてくれない。ただ、「まだ結婚は考えていないが、出会いたい」という人が多い年齢層だと読める。この場合は、目的をプロフィールにはっきり書いたほうが、後の食い違いを減らせる。恋活なら恋活、友達づくりなら友達づくり。

警察庁の令和7年(暫定値)では、ロマンス詐欺の男性被害者は、20代が163件。年代別では少ないほうだ。ただ、これは「少ないから安全」という意味じゃねえ。

たとえば、こんな場面を想像してくれ。24歳。仕事が忙しくて、出会いがない。アプリを始めた。最初のデートで、相手が選んだ店に行って、予定外の金額を請求された。この年代で、最初に身につけたいのは、金の話と店選びの警戒だ。

30代|「適当な相手がいない」が、独身理由の一番になる

結果概要によると、結婚したいが独身でいる理由は、25歳以上では「適当な相手にまだめぐり会わない」が最多で、25〜34歳でも最も選択率が高い。ただし、その割合は前回より減った。減った分、「一生結婚するつもりはない」人が、増えている。18〜34歳の未婚者で、「いずれ結婚するつもり」と答えた人は、男性75.1%(前回81.4%)、女性77.8%(前回84.3%)で、8割を下回った。

国民生活センターが2022年12月の発表で引用した、リクルートの「婚活実態調査2022」では、2021年の婚姻者のうち15.1%が婚活サービスを通じて結婚し、そのうち約6割が、マッチングアプリ等のネット系婚活サービスを使っていた。

つまり、30代は、「出会い」を探すフェーズから、「結婚を前提にするか」を決めるフェーズへ、入る人が増える年代だ。ここも兄貴の見立てだが、結婚を視野に入れるなら、最初のやり取りで、結婚への考え方を聞くことは、失礼じゃねえ。相手の時間も、こちらの時間も、守る。

警察庁の資料では、ロマンス詐欺の男性被害者は、30代が425件。20代の約2.6倍になる。この年代から、投資や副業の話が出てくる、という点は覚えておけ。

40代|被害の数字が一気に増える。投資話が、入口になる

警察庁の令和7年(暫定値)では、SNS型ロマンス詐欺の被害者は、男女とも幅広い年代に及ぶが、40代から60代が多数を占める。男性の年代別認知件数は、40代が718件。30代の425件から、大きく増えている。

国民生活センターの2022年12月の事例には、2022年8月受付の40歳代女性が、マッチングアプリで知り合った「英国人男性」に、結婚後の資金として暗号資産を送金し、合計約190万円分を送った例がある。相手とは、その後、連絡が取れなくなった。センターが挙げる危険サインは、自称外国人、不自然な日本語、暗号資産やFXでもうけている話、早々のLINE移行、まめな連絡、「結婚資金を貯めるために投資しよう」といった誘い文句だ。

40代は、結婚と再婚、仕事、家族、と状況が多様だ。だから、目的は、年代で決めつけられない。ただ、お金の話が出たら、年代や状況にかかわらず、その時点で止まる。このルールは、全年代で共通だ。

50代以降|公的データが薄い年代。数字で守れ

正直に言う。この年代の「出会いの状況」は、今回確認できた公的資料では、薄い。出生動向基本調査の独身者調査は、18歳以上55歳未満が対象で、夫婦調査も、妻が55歳未満の夫婦が対象だ。だから、55歳以上のアプリ利用や出会いの経路は、この調査からは分からない。

分かっているのは、被害の数字だ。警察庁の令和7年(暫定値)で、ロマンス詐欺の男性被害者は、50代が1,101件で最多、60代が891件、40代が718件。70代も274件ある。男性の被害は、全体の認知件数と被害額の約6割を占めている。国民生活センターの事例にも、2021年8月受付の50歳代男性が、マッチングアプリで知り合った「中国人女性」にFX取引を勧められ、合計210万円を投資して、出金を頼んでも返信がなくなった例がある。

この年代では、「やり取りが楽しい」と「お金を出す」を、完全に切り離せ。投資・送金・ポイント課金・手数料の話が出たら、理由が何であれ、断る。それが、最も確実な守り方だ。

年代別に「分かること」と「分からないこと」の早見表

年代公的データで確認できたこと確認できなかったこと兄貴の見立て(意見)
18〜24歳独身の理由は「まだ若すぎる」「仕事・学業」「趣味・娯楽」が上位年代別のアプリ利用率目的をプロフに書く。店選びと金の話に警戒
25〜29歳恋人・婚約者のいる割合がピーク(男性23.9%、女性32.8%)。独身理由は「適当な相手がいない」が最多同上恋活か婚活か、自分で決めて書く
30〜34歳25〜34歳は「適当な相手がいない」が最多。「いずれ結婚するつもり」は男性75.1%、女性77.8%(18〜34歳)同上結婚観の確認は、失礼じゃない
35〜54歳ネットを通じた結婚は、平均知り合い年齢・初婚年齢が前回調査より上昇。ロマンス詐欺の被害は40代から増える年代別の詳細な利用状況投資・送金の話は、即遮断
55歳以上ロマンス詐欺の男性被害は、50代が最多、60代・70代も多い出生動向基本調査は対象外。利用率・目的の公的データなし数字で守る。金の話はゼロ

表の右端は、意見だ。調査から直接言えることじゃない。ここを区別して読んでくれ。

目的別の選び方チャート|年代より先に、目的を決める

年代で決めるより、目的で決めたほうが、ぶれねえ。次の表に、自分の目的を当てはめてみろ。これは、兄貴の整理だ。

目的プロフィールに書くこと会うペース特に守ること
恋人がほしい(恋活)趣味、休日の過ごし方、「恋人を探している」ことを一言メッセージ数往復→通話→昼のカフェ初対面の店は自分で選ぶ。個人情報は段階的に
結婚を視野(婚活)結婚への考え、希望する時期のイメージ数週間やり取りして、通話→会う金の話・投資の話は即遮断。婚歴・子どもの有無は正直に
友達づくり趣味や活動、「友達づくり」と明記グループや趣味の場から恋愛目的の相手と食い違いやすい。目的を最初に伝える
様子見・情報収集最低限の情報だけ。顔写真は慎重に会わずに、仕組みを見るだけでもよい有料プランは買わない。無料の範囲で見る

アプリ側にも、年齢や属性の条件がある。Pairsは、登録条件として、18歳以上で未婚、交際相手がいない人を挙げている。タップルは、高校生を除く満18歳以上の独身者向け、としている。withは、1週間プランを21歳以下限定にしている。どのアプリも、自分の年代が対象になっているか、登録前に確認しておけ。

判断フロー

  • 「結婚を考えている」→ 婚活に向けた目的を書き、結婚相談所との違いも調べる
  • 「恋人がほしいが、結婚はまだ」→ 恋活の目的で、期間を決めて試す
  • 「出会いが目的か、自分でも分からない」→ 無料の範囲で見て、有料プランは後回しにする
  • 「お金や投資の話が出た」→ 年代・目的に関係なく、そこで終了

年代にかかわらず、全員に共通する4つのルール

  1. 初めて会う前に、通話と場所のルールを決める(初対面の安全対策は、別記事で整理した)
  2. お金・投資・ポイント課金の話が出たら、その場で終了する
  3. プロフィール写真と個人情報は、背景や位置情報まで確認する
  4. 課金は、期間と自動更新の止め方を、先に確認する

年代が変わっても、この4つは、変わらない。違うのは、狙われ方と、使える時間の使い方だけだ。

よくある質問

Q. 40代・50代で、アプリを使うのは遅いか?

A. 遅いかどうかを、判断できる公的データは、今回確認できていない。ただ、結婚5年未満の夫婦では、ネットで知り合った割合が20.2%になり、ネットを通じた結婚の平均初婚年齢は、前回調査より上がっている。「年代が高いから難しい」と決める材料は、少なくとも、ここからは見つからなかった。

Q. 年代が上がると、被害に遭いやすいのか?

A. 警察庁のデータでは、ロマンス詐欺の被害者は40代〜60代が多数だ。ただ、これは被害件数の数字で、利用者の母数が分からない。「この年代は危ない」とは、断定できない。どの年代も、金の話が出たら止まる、が基本だ。

Q. 年下・年上の相手は、どう考えればいい?

A. 年齢の幅は、アプリの検索条件で決められる。大事なのは、目的が合っているかだ。年齢差そのものより、相手が金の話や投資の話を持ち出さないか、会う約束を守るか、を見ろ。

Q. 20代前半でも、使えるのか?

A. 各アプリの条件による。Pairsは18歳以上で未婚、タップルは高校生を除く満18歳以上の独身者としている。18歳未満の利用は、各アプリの条件で認められていない。

Q. 年代で選ぶアプリが変わるのか?

A. この記事では、年代別のおすすめアプリは、書かない。公的データで裏づけられないからだ。料金と退会の条件は、同じシリーズの記事に、公式ページを出典にまとめた。

まとめ|最初の問いに答える

最初の問いに戻る。20代のやり方を40代が真似して、同じ結果になるのか。答えは、結果は保証できないが、守り方は共通、だ。変わるのは、目的と、狙われ方だ。

  • 結婚5年未満の初婚夫婦の20.2%が、ネットで知り合っている(2025年調査、前回は11.0%)
  • 恋人・婚約者のいる割合は25〜29歳がピーク(男性23.9%、女性32.8%)
  • 年代別のアプリ利用率は、公的資料で確認できなかった
  • ロマンス詐欺の被害は、40代〜60代が多数。男性は50代が最多
  • 年代より先に、目的を決める。金の話が出たら、年代を問わず止まる

今日やることは2つだけだ。自分の目的(恋活・婚活・友達づくり・様子見)を、一言でメモすること。そして、お金や投資の話が出たら終了する、というルールを、スマホのメモに書いておくことだ。

目次

あわせて読みたい

参考にした公的資料・公式ページ

最終確認日:2026年10月

関連:出会いのガイド一覧、悩みから探す、はじめての方へ、編集方針。

ここから先は、こっちだ

年代の数字を知っても、自分に合うかは別の話だ。気持ちから整理したいなら、悩みの入口から探してみろ。

悩みから探す出会いのガイド一覧はじめての方へ
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

投稿はアニキが確認してから表示する(すぐには出ない)。URL・連絡先・広告・個人情報・誹謗中傷は承認しない。メールアドレスは公開されない。

目次